今日の言葉

苦しみから離れる道が、真の幸せの道です

2026 . 10 . 25

仏教は、ただ苦しみを避ける方法だけを教えるのではありません。苦しみがどこから起こるのか、その原因を正しく見きわめ、その原因をなくすことで苦しみから抜け出す道を教えます。

誰もが幸せを願い、苦しみを避けようとします。けれども生きていると、思いどおりにならないことに出会い、望むものを得られないときや、大切なものを失うときに苦しみます。この苦しみは、外の条件だけから起こるのではありません。その条件に向き合う心、つまり貪欲と執着、怒りと愚かさから起こることもあります。

仏陀はこの苦しみの道理を、苦集滅道(くじゅうめつどう)、すなわち四聖諦(ししょうたい)として明らかにされました。苦しみがあることを知り、その原因を悟り、その原因がなくなりうることを知り、なくなる境地へ至る正しい道を歩むことです。

ですから、仏教の修行は、苦しい現実から目をそらすことでも、ただ耐えることでもありません。現実をありのままに見つめ、そのなかに起こる執着と分別に気づき、手放すことです。

苦しみの原因がなくなれば、苦しみもなくなります。苦しみにしばられない心には、安らぎと自由が現れます。

真の幸せは、苦しみがまったくない環境をつくることにあるのではありません。苦しみを起こす原因から自由になることにあります。

これが仏陀の教えられた解脱の道であり、修行を通して実現していく、真の幸せの道です。

今日、思いどおりにならないことに出会ったら、苦しみから目をそらしたり、無理に耐えたりする前に、少し心を見つめてください。どんな条件のために苦しいのか、その条件に向き合う心に、どんな貪欲や執着、怒りが起こっているのかに気づいてみてください。

気づいた執着を少し手放し、心の変化を見つめてください。現実をありのままに見つめ、苦しみの原因を手放すところから、今日の修行を始めてください。

真の幸せは、苦しみを生み出す原因から自由になることにあります。

思いどおりにならない現実のなかで、苦しみに出会います。その苦しみは、外の条件だけでなく、その条件に向き合う貪欲と執着、怒りと愚かさから起こることもあります。

仏陀が明らかにされた四聖諦は、苦しみを知り、その原因を悟り、原因がなくなりうることを知り、なくなる境地へ至る道を歩む教えです。

修行は、現実から目をそらすことでも、ただ耐えることでもありません。現実をありのままに見つめ、執着と分別に気づいて、手放すことです。苦しみの原因から自由になるとき、安らぎと自由が現れます。これが解脱の道であり、真の幸せの道です。

翻訳を報告
握った手を開く道
苦しみから離れる道が、真の幸せの道です 漫画
  1. 誰もが幸せを願いますが、思いどおりにならないとき、苦しみます。
  2. まず、苦しみがあることを、ありのままに見つめます。
  3. 苦しみは、外の条件からだけでなく、その条件をつかむ心からも起こります。
  4. 原因に気づけば手放すことができ、原因がなくなれば、苦しみもなくなります。
  5. 真の幸せは、苦しみのない環境ではなく、苦しみの原因から自由な心にあります。