今日の言葉
あるものにも、ないものにも留まってはいけません
2026 . 04 . 10
私たちが見たり、聞いたり、感じたり、考えたりするすべてのものは、はっきり現れているように見えます。しかし、よく見つめてみると、それを固定した実体としてつかむことはできません。だから仏教では、すべての現象は空であると言います。
けれども、空であるからといって、ただ何もないと考えてはいけません。現象は確かに現れ、その現象に従って心も動き、働きます。問題は、それをあるがままに見ることができず、「ある」または「ない」という一方の考えにだけ留まってしまうところにあります。
外に現れる対象だけに執着すれば、心の働きを深く見ることはできません。反対に、すべてがないとだけ考えれば、空の本当の意味を明らかにすることも難しくなります。ですから修行は、どちらか一方に偏らず、現象と心の動きを共に正しく照らして見るところにあります。
見えるものに引きずられてもいけず、「空である」という言葉に留まってもいけません。起こってくる思いや感情、目の前の外の状況を静かに見つめてください。それらがどのように生じ、どのように消えていくのかに気づく時、執着は薄くなり、智慧は育ちます。
今日も、見えるものだけに縛られず、何もないという考えにも留まらず、自分の心と人生の現象を静かに照らして見る一日にしてください。
あるものに執着せず、ないものにも留まらず、心と現象を共に正しく見なければなりません。
見える現象だけに執着してもいけず、すべてがないとだけ考えてもいけません。修行は、外の状況と自分の心の動きを共に正しく見つめるところにあります。今日は一方の考えに留まらず、あるがままを静かに照らして見る一日にしてください。
あるものにも、ないものにも留まってはいけません