今日の言葉

秋の実りから学ぶ修行の道理

2026 . 09 . 15

空は高く澄み渡り、風も涼しくなりました。田畑の作物は秋の実り、すなわち春に蒔かれ、夏の日差しと雨風に耐えた種の実りです。秋の実りは秋になって突然現れるのではなく、種と日差し、雨や風、土壌、そして農夫の丹精が共に働いた結果なのです。

仏教では、種を因(いん)、日差しや雨、風、土壌を縁(えん)、因と縁が出会って生じる実りを果(か)と見ます。今日私が交わす言葉や思い、行いもまた、みな種となります。善い思い・言葉・行いは善い業(ごう)の種となり、貪り・怒り・愚かさに駆られた言葉や行いは苦しみの種となります。業は定まった運命ではありません―それは今まさに私たちが蒔いている種なのです。

修行とは何もしないことではなく、心の畑を耕し、今どんな種を蒔いているかに目覚めて気づき続けることです。草を抜き、水をやり、日差しを入れるように、坐禅や発願を一度二度重ねてもすぐには結果が現れなくても、因と縁が熟すまで、着実に修行を続けなければなりません。

師が法を伝えようと立てたその誓願も、蒔かれてから数えきれない人々と縁に出会い、今日の実りへと育ちました。実りを受け継ぐとは、その実に驕り安んじることではなく、その実りの中にある新しい種を、次の世代のためにまた蒔き直すことです。良い実りを分かち合い、良い種を残すこと―これが縁と誓願、そして法の伝承が続いていく道です。

良い種を着実に蒔き、育てて、智慧の実を結んでください。

今日の言葉と思いと行いが、明日の実りをつくる種です。良い縁の中で良い種を着実に育て、実った実りをまた世界と分かち合ってください。

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秋の実りから学ぶ修行の道理
秋の実りから学ぶ修行の道理 漫画
実りは一夜にしてはできません。
今日の言葉と行いが、明日の種になります。
良い縁に出会うよう、心の畑を耕してください。
因と縁が熟すまで、着実に続けてください。
良い実りを、また種として残してください。